現役介護福祉士の私が核心を突きます


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世間では介護の仕事は「3k」と揶揄されていますが最近では「5k」とも言われています。

ポピュラーなもので「汚い」「きつい」「給料が低い」「危険」「暗い」が有名かと思います。

最近では「婚期が遅れる」等というニューワードも登場してるくらいです。

「汚い」に関しては健康な人間だって排泄しますし、そこは別にって感じです。まぁ、感染のリスクもあるので軽視するのはあんまり良くないですけどね…

「給料」に関しても今の情勢だと致し方ないので対して気には止めてないです。だって、求人見て納得の上で働いてるのに、そこで喚くのはちょっと違うんじゃないかなと私は思います。

じゃあ、何が問題なのか?

それは「きつい」「危険」の二点に関してが一番の問題だと思います。自信持って言えます。

じゃあ、具体的にどういった場面できつさを感じるのか?一般職の私視点で順を追って説明したいと思います。



事故が起きない様祈るしかない現場


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まず率直に言うと、人材不足=業務が回らないという負のスパイラルがすでに形成されているのが大問題。

そういった場合、日々の業務で削れるとこは削って他職種にお願いするといった措置を取れば良いんですが、まぁしてくれる訳ないですよね(笑)

そんな中、認知症で徘徊する高齢者の方がいても他の方のオムツ交換だったり、臥床(寝かせる)介助には入らなくてはいけません。

ですが、フロアには職員私一人…

何かやらかさないで!と祈るだけの運ゲーなんですよ。

それで事故した場合は事故報告書でサービス残業確定ですしねww

そういった理不尽な労働環境で介護士のメンタル日々ゆっくりと磨耗しています。

下手したらシスターより祈り捧げてますよ。「転ばないで下さい」「他の利用者に危害を加えないで」「離設(脱走)」しないで…とww

そんな状況で事故起こしても改善策に「人手が足りない」なんて書く事は許されないんですよ。

私たちは運で日々の危険を乗りきっている訳です。

言ってる事とやってる事の矛盾【理念崩壊】


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大体の介護施設はそれはそれはありがたい理念を掲げておりますが、負のスパイラルによりまともに機能していない…

何処とは言いませんが「レクリエーションは絶対やりましょう!」と売りにしていますが、やっている最中ナースコールで呼ばれ中断する事がしょっちゅうあるそうです。

しっかりした方から「出来ないならするな!!」と怒られたそうです、後は声を出してリハビリがてらするレクなんかじゃ「いや、俺耳聞こえないからちゃんと皆出来るやつにしたら?」

はい、ごもっともです!

しかし、それが施設の意向なんです。そう言われた介護士さんはかなり落ち込みました。完全にこちら側のエゴで相手の気持ちを考慮せず、こっち側が満足してるだけじゃんとね…

後、TVで相撲を楽しんで視聴してる中、それをぶった切って夕食前の口腔体操!!そりゃあ、男性陣の皆さんは参加しませんよね、相撲見たいんですもん。

内容もちょっと言葉悪いですが幼稚なものも多いのでそりゃ怒られてもしょうがないですよね。

こんな事をキツキツの業務の中でやるのが現状です。理想と現実のジレンマで精神的ダメージ大です。

【人間関係】福祉の仕事なのに偏屈でクセのある輩がいる!


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福祉だからというのはちょっと偏見入ってるかもしれませんが、転職10回して現に私も痛感しています。

勿論、素晴らしい介護士さんもいっぱいいます。しかし、不思議と対極的でキツイ人は極めたのか?ってくらいキツイです。

「挨拶を無視」「新人が着替えてる中電気を消す」ドラマの世界みたいでしょww

それが実際にあったらしいです。まぁ、何処とは言いませんが定期(笑)

ただでさえ業務が忙しいのにこんな事されたらたまったもんじゃないですよね。

ですが、前述したように人手が足りないのでそんな意地悪な人もまた貴重な人材なんです。

現実とのギャップで心が折れる人が多い


介護という人の役に立てる仕事、そういうやりがいを感じてこの業界にやってくる人ほど要注意です。

現実は「多忙な中業務をこなす」ため、見守りもロクに出来ない中、淡々と仕事をこなす場面が多い。

勿論、場所によっては良いサービスを提供できる施設も多々あるかと思いますが、そうでない所もあります。



最近のニュースでは鹿児島での事件が大々的に取り上げられました。

表面化するのを隠した結果の悲しい事件ですね。こうなる前にショートステイを閉鎖したり入居者の制限をしたり、いくらでも予防策はあったかと思います。

しかし、施設も少ない介護報酬で経営しなければいけないのでそういう訳にもいかないんでしょうね。


過重労働とサービス残業の実態




当然、この様な状況ですと人手が足りない分、残業が当たり前の現状になります。

そんな状況の中、業務後に開かれる勉強会や委員会活動等の雑務が待っています。

勉強会に関しては業務中の参加は困難なため、当然サービス残業になる訳です。

ただでさえ疲弊しいる中、職員への配慮がなかれなければそりゃ退職者も後を断ちませんよ。

法人のブランドを保つ以前の問題に気付けないのが一番問題だと思います。

施設以前に根本を辿れば「日本」という国が元凶の様な気がしますけどね。

ブラックからホワイト企業に人が流れる


こんな業界でもホワイトな法人や株式会社は存在します。処遇改善手当がきっちり払われるところや、手取りで25万を越える求人も…

そういった優良求人に人が流れるため、ブラックな施設の職場は半永久的に改善されません。

又、ハローワークに掲載されている求人に関してもブラックが多いです。

最近では転職サイトのCMもバンバンやっている程、優良企業は人材確保のために活発的に動いています。

こちらの求人は企業がお金を払っているケースが多いためホワイト企業が多いです。




介護職専門の転職サイト「ケアジョブ」




介護の転職なら『クリックジョブ介護』




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まとめ


以上が現役介護福祉士が考える人手不足の原因です。

ニュースでは具体的な事柄に触れませんが、こういった要因が重なって「負のスパイラル」が形成された訳です。

「きつい」「危険」といっても漠然としたイメージしか頭に浮かばないですが、これが介護業界の現状です。

そりゃ、人材も集まらない訳ですよ…

賃金が上がれば人手不足も解消され、業務も円滑に回るでしょうけど、結局のところ「サービス残業廃止」「人間関係の改善」「業務の負担を減らす」等、手始めに出来ることなんてたくさんあると思うんですけどね。

一度根付いたものは根本から変えるのは難しい。

だから皆この業界から離れていくんです。

福祉は「しあわせ」「ゆたかさ」を意味する言葉ですが、残念ながら私から見て全く機能していないです。

「日々追われている」強迫観念から解放され、利用者さんがのんびりと老後を過ごせる世の中になれば良いなと思っていますが、正直無理でしょう…

この気持ちは掛けがえのないものですが、自分の健康や命あっての実りある人生です。

介護職に限らず、皆さんも決して無理をしないように心から祈ってます。

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