ボカロ業界は本当に衰退してるのか?

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参考元:クリプトン社

ここ最近ではニコニコ動画からYouTubeにユーザーが流されていますが、本当にボカロはオワコンなのか…

私的にオワコン化した原因は「商業化」に向けてニコニコ全体から当時の「2ちゃんねる」の様な「ブラックな面白さ」や「釣り文化」だったり、アンダーグラウンドなエンターテイメント性が徐々に薄れていった事に原因があるのかなと思ってます。

2007年代からのニコニコラブな私が個人的な見解をここに綴っていきたいと思います。


当時の初音ミクと現在の初音ミク


ニコニコ動画初期の「初音ミク」は「下ネタ」から「神曲」まで歌い上げる、ネット文化のカオスをも表現するデジタルな歌姫でした。

所詮機械かもしれませんが、当時のユーザーとして汚れ仕事も笑顔でこなす彼女は本当に輝いていました。

それが段々とメディアに注目されるようになり「カオス」な面が薄れていったんですよね。

「ネタ動画」や「釣り動画」でワイワイガヤガヤ草を生やしていた文化も「歌い手」や「踊ってみた」の出現でさらにそれは加速していきました。

オタクな側面が削がれ、段々と「イケメン」や「可愛い女の子」が出現するようになり「にわか」や「ライトユーザー」も徐々に増加していきました。

私も「歌ってみた」は好きなのですが、ライトユーザーは「歌い手」のみに注目し、原曲のボカロの機械音が嫌いという意見まで飛び交う始末ww

古参老害の私はそれを聞いて正直良い気はしませんでしたww

オワコン化した訳では無く、時代や生活もそうですが、常に進化していきます。

大衆化するに連れて自然と今の形になっていっただけなんですよね…

北海道の歌に参加等、活動の幅は広がっていってるが…


寂しい思いと複雑な思いでこの曲を聞きましたが、完全に「初音ミク」はオーバーグラウンドシーンを駆け抜ける存在へとなりました。

ビジネスモデルとして成功したパターンですが、コアなファンを失った今、彼女はこのレールの上をいかに歩んでいくかが鍵になってくると思います。

初音ミクが受け入れられていたのはあくまで「2ちゃん」や「ニコ動」のようにサブカルチャー発端の地だったからこそです。

一般人に「Vチューバー」や「ボカロ」が一般のJ-POP歌手のようなヒット曲を飛ばす事は難しいでしょう。

あくまでサブカルはサブカルで、ポピュラーな一般層に馴染むことは中々難しいように思います。

ですが、世間からの認知度も徐々に高まり彼女はアンダーグラウンドの壁を突き破りオーバーグラウンドシーンでの活躍の場を選んでいった訳です。

ファンとして喜ぶべきですが、あのカオスな時代で活躍していた彼女が遠い存在に感じ寂しいというのが本音ですね(笑)

私として彼女はあの頃の様なカオスな世界に二度と戻ってこられない場所まで行ってしまったと思っています。

だからこそ彼女にはこのレールに乗っかった以上はうまくファンを獲得し、さらなるステップに進んで貰いたいと思っています。

VR技術や5G回線等、ネット文化はさらなる進化を見せているので可能性はまだまだ無限大な訳ですから。

米津玄師(ハチ)の思い【砂の惑星】


彼がハチ名義で投稿した曲は当時、かなりネットで騒がれました。

その内容は聞いて分かるように「砂の惑星=ニコニコ動画」であり、ボカロ名義での活動に終止符を打つような衝撃的なや内容でした。

曲中ではなぜそのような結論に至ったかは深く言及されていませんが、決別をイメージされる歌詞の内容です。

「混沌の夢」という歌詞から「カオスだったあの頃」を彷彿とさせます。

又、メルトやパンダヒーロー、千本桜の事を指した言葉も衝撃的でしたね。

米津さんのようなニコニコ動画出身の大物アーティストですら、古参の私の様な思いを綴っている訳ですから、当時のユーザーは彼と同じ思いかもしれませんね。

ボカロPに限らずニコニコではゲーム実況者がYouTubeへと続々と流れていっています。

ニコニコ動画を飛び出した先が本番

あくまで「砂の惑星」の話はボカロというよりも「ニコニコ動画」の話です。

肝心なのは「米津玄師」みたいに「ニコニコ動画」という場所から飛び出した先でいかに成功するかという話です。

米津玄師はネット住民とリアルの陽キャを取り込んだ「陰と陽」を制した類い稀なる奇跡のような存在です。

勿論彼の素晴らしいセンスと才能、努力と叡知の結晶といっても過言ではありませんが、彼は肉体のある人間です。

しかし、あくまで彼女は人間ではなく電子世界の歌姫です。

米津玄師はボカロPとしても現実、ネットとともに泳ぐ術を持っていますが、電子の海(世界)を飛び出した歌姫はこの厳しいリアルで息をし続けることが出来るのか…

再生数で見るボカロ人気

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ネガティブな話ばかりですが、人気ボカロPの出す新曲は未だに強い人気があります。

2019年に発表された楽曲でもニコニコで100万再生を達成した動画はいくつか存在します。

そう考えると昔より再生数の爆発力は確実にありますし、ボカロに対しての認知度が高いのも裏付け出来ます。

YouTubeでも最新の歌ってみたやボカロ曲の再生数は当時より多いです。

ネット文化が一般層にも浸透していった結果、着実にさらなるライト層を獲得した今、デジタルコンテンツでかるボカロもなんだかんだ息してると思います。

YouTube再生数日本一位の米津玄師が愛したボカロですからね。

私の結論としてボカロは衰退する可能性は否定しませんが、まだまだ息の長いコンテンツになるだろうと踏んでいます。

では、実際の伸び率を下記を参照にどうぞ↓


あっ…これはもう間違いなく「初音ミク」がオワコンでは無く「ニコニコ動画」が失速してる証拠ですね…

最後に

世間ではオワコンオワコン騒がれていますが、私は未だに新曲のチェックは欠かしていませんし、ボカロを愛しています。

ネットの閉鎖的な意見に耳を貸す前に、その作品を耳にして機械音の奏でる、人間には表現できない世界を味わってみて下さい。

面白い作品やカオスな作品まで、本当に表現豊かで素晴らしい楽曲がたくさん眠っています。

なんで、この周りが作った寂れた空気に惑わされずに良いものは良い精神で自分の満たされる音楽を探してみて下さい。

そんな思いで私は今日もニコ動の海を漂います…(笑)

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