HIPHOPって逆境や苦難っていった事がパワーの源なんですよね


複雑な家庭環境で育った私にとって生きる活力になったヒップホップ。大人になり人生にゆとりが生まれたためか、聞く機会が減ってきてきます。

ヒップホップに限らず人生を全体的に見たら、大人になり仕事をいていく上で自由な時間って本当に無いんですよね。

青春時代を支えてくれたヒップホップ。そんなヒップホップでも私が特に好きな名クラシックを紹介していきたいと思います。

J-POPと違いメディアに露見することも少なく、余り耳にする機会がないかもしれないジャンルかもしれませんが、宜しければお付き合い下さい。



1.スクリュードライマー(Elements of Rhyme)featuring.Boss The MC
/audio active


札幌で活動する『THA BLUE HERB』の現 『the BOSS』氏(Boss The MC、ILL-BOSSTINO)を迎えた一曲。

PVがサウスパーク風のパロディーになっているのが印象的ですね。

『audio active』のトラックが脳にチカチカ来てたまらない。トラックに乗っかるポエトリーリーディングラップと相まってトリップ出来ます。

これ、絶対お草専用曲やろ…というのが私の感想です。ポテトチップスが美味しく食べれます(意味深)





2.GOOOOOOOOOOAL!!!!!!! feat.Shing02/DJ BAKU


『Shing02』もポエトリーリーディングのリリックが印象的です。『イカロス』とかもそうですが、ストーリー性が強い楽曲が多々あります。

この曲の魅力は激しいトラックに乗せた応援メッセージの連続パンチラインです。

どんな小さなことも全力で誇り持ってやれば形になる等、バイタリティーに満ち溢れたリリックが選出の決め手となりました。


 

3.アタッテクダケ ~トツゲキのテーマ~ feat. TAD'S AC&TOKONA-X/AQUARIS


『DELI』の魅力は何と言ってもハイトーンボイスから繰り出されるラップです。

界隈では有名なヒップホップグループ『NITRO MICROPHONE UNDERGROUND』の頃からファンです。NMUもそうですが、ソロアルバムもほぼチェックしました。

今は千葉県松戸市で市議会議員をされています。日本で初のラッパー議員です。

肝心の曲ですが『TOKONA-X』の力強いラップと『LUNCHl TIME SPEAX』の『TAD'S AC』の濃いリリックがかなり良い味出してます。

『YAKKO』の作る重低音なトラックとラップ、全てがマッチングし素晴らしい一曲に仕上がっています。


客演されているTOKONA-Xさんですが2004年11月22日に熱中症でお亡くなりになられています。


 

4 .TOKYO通信~Urbs Communication~
/SOUL'd OUT


2ちゃんでは今でもネタにされがちですが、妙な中毒性があり解散した今でも大勢の根強いファンがいるようです。

特に『Diggy-MO'』のラップですが独特のフロウ(歌い方)
をされるために「ダサい」と言われがちですが聞いていたら絶対クセになる上に頭から離れなくなります。

トラック、リリック共に曲の完成度がとても高く、『SOUL'd OUT』とというブランドを完全に確立しています。

アンダーグラウンドな選曲な中、割りかしメジャーな方かと思います。




5.DON'T TEST DA MASTER feat.NIPPS,LUNCH TIME SPEAX/BUDDHA BRAND


この土臭いトラックが私は大好物です!細部までぎっしり詰め込まれたリリックと怪しいラップで聞き応えのある一曲です。

『BUDDHA BRAND』は『m-flo』の土台になった言葉遊び系のパンチラインが多いです。「9番目の雲」とか「粋な男のおでましー」等々…なんでm-floの『VERBAL』のパート聞いてたら結構面白い発見があります。

この頃の日本語ラップですが、まさに創世記で結構自分的にハズレ曲が多かったんですよ。

だがしかし、『BUDDHA BRAND』の曲はマジでハズレ曲無いです。

20年近く立った今でも色褪せないしダサさを感じないのは本当に凄い事だと思います。

『加藤ミリヤ』が『夜空』でサンプリングしたガチのクラシック『人間発電所』と迷いましたがドンテスタをチョイスしました。


Dev Largeさんですが2015年5月4日にお亡くなりになられています。

ドント・テスト・ダ・マスター
BUDDHA BRAND
カッティング・エッジ
2001-08-01



6.HATE GAME/PHOBIA OF THUG


正直ギャングスタラップやサグ系の曲は余り聞かない方なんですが、『PHOBIA OF THUG』は別です。

何というか人間臭くて滅茶苦茶好きです。人の弱い部分や思いを繊細に表現していると感じました。アルバム通しで聞いた感想として何か切ないような気持ちになりました。

特に『Hate game』とアルバム最後の曲『OMERTA』は本当オススメです。 

というかHydrophobiaは個人的に捨て曲ないです。


7.小名浜/鬼


これこそ日本のリアルHIPHOP…と勝手に思ってます。

2曲目の紹介文でも語りましたが、ストーリー系のリリックが大好物。

自分の育ちから今までの等身大のラブソングだと勝手に思ってます。

ラブソングといえば今の音楽業界から連想すると恋愛をテーマにした楽曲が頭に思い浮かぶと思いますが、小名浜に関しても立派な『愛』の曲だと思っています。

生まれ育った街と環境に対し地元愛を貫いてる印象を受けました。

や、これはマジでドープです。



8.オレはオレ/K DUB SHINE


説明不要、渋谷のドンこそコッタさんです。日本のHIPHOPシーンにライミングを伝えた先導者的な方です。

最近ではTVやメディアに出てきていますが、セルアウトセルアウト言ってたのは何だったのか…?

細かい事は置いといてコッタさんの声が個人的に大好きなんで個人的に曲にハズレ無しです。

重みのある声とガッチリ韻を踏んでいくスタイルが自分の好みと合致してます。

…ただ昔から一言多いせいでよくディスられてます(笑)

上述したようにクイズ番組に出たり、洗濯のラップしたりと、最近は丸くなられた印象を受けます。英語使おうがカラコンメイクしようがそれも個々の好みだから私は全然良いと思いますけどね…

オレはオレ
Sony Music Direct(Japan)Inc.
2016-12-21



9.極楽都市 feat.O2(MSC)
/RUMI



トラックは1曲目で紹介した『tha Boss』がメインMCを勤める札幌のHIPHOPグループ、『TBH』の『O.N.O』がトラックを提供しています。

不穏で怪しい雰囲気の漂うトラックに元『MSC』の『O2』のラップが合わさり、さらに都会の辛気臭い部分が立体化してます。

『RUMI』の変則的なフローも重ね重ね聞く内にだんだん癖になります。最初はちょっと違和感ありましたが、本当に極楽都市はスルメ曲です。

都会の闇についてここまで生々しく表現力出来るのもお二方のラップスキルあってだと思います。

何というか情景が簡単に頭に浮かびます。それだけ素晴らしい言葉選びとラップしてる証拠です。

ちなみに、田舎の夜の世界は歌舞伎町と違って横の繋がりが強いのでマジで平和ですよ。

売掛や罰金制度が無いだけ本当に天国というかクリーンだなぁと思います(笑)




10.真実の爆弾/キングギドラ


キングギドラの完成度はジャパニーズヒップホップシーンの奇跡だと勝手に思ってますww

とても2000年代初期とは思えないクオリティ。今でも全然聞けるし古くさくない、とてもフレッシュです。

北朝鮮ネタも未だにフレッシュですね…
 
では、なぜキングギドラをそこまで褒め称えるかというと、第一に韻の固さがマジで半端ない点です。

平気でつらっと五文字くらい踏んで抜けるし文章に違和感がないのがまさに芸術の一言。

大人になってふと聞いてみたらガチガチで改めて衝撃受けました。

ソロとかだと「ん?ちょっと無理矢理踏んでる…?」という曲に出くわす事もしばしばありますが、キングギドラに関しては無理に踏んでる感じが一切と言っていい程全く無い。

最終兵器というアルバムを聞いて頂ければ分かる人には分かると思います。

活動休止しないで活動していれば、またシーン変わったろうなぁ、と今も少々残念な気持ちです。2011年に一応復活はしてます。

◼収録アルバム 最終兵器

最終兵器
キングギドラ
DefSTAR RECORDS
2002-10-17



11.ECDのAFTER THE SUN
/ECD


皆ロンリーガール好きみたいだけど、この曲が好き。

アルバム『BIG YOUTH』には『ECDのロンリーガール』とこの曲が収録されているので、かなりオススメです。

脱力系のフローと神秘的なトラックが噛み合ってます。ECDのトラックはサンプリングされている曲のチョイスにセンスを感じます。


ECDさんは今年の2018年1月28日に癌によりお亡くなりになられています。

ビッグ・ユース
ECD
カッティング・エッジ
1997-05-28



12. ハーベスト(FULL MOON)/DABO



変にテンション高めで狙ったパーティーチューンより、こういう穏やかな曲が良いです。

レクサスグッチか悩みましたがこちらをチョイス致しました。DABOの低音のラップはとても渋くて格好いいです。

ハーベスト以外にも『CHEMISTRY』の川畑とのコラボ曲も格好いいです。2000年代初期のDABOの曲はハズレ無いです。

◼収録アルバム DIAMOND

DIAMOND
DABO
ユニバーサル インターナショナル
2003-12-24



13.過呼吸/TOC


『Hilcrhyme』のメインMC、TOCのソロ曲です。売れ線disする訳じゃないですが正直キャッチーなのは好き好んで聞きませんでした…が、

チル系のトラックとTOCのフローにビビッと来ました。トラックがちょっと今夜はブギーバックっぽいかも?

そういえば前にHilcrhymeの誰か逮捕か何かされてましたね…

過呼吸
Universal Music LLC
2016-08-31


 

14.good boy bad boy feat.KREVA,SEEDA/熊井吾郎


まさかの『SEEDA』と『KREVA』のコラボ。

全体的にメロディアスな作品となっております。

KREVAはB-BOY PARKでフリースタイル三年連続優勝という偉業を成し遂げたHIPHOP界のレジェンドです。

SEEDAに関してはTERIYAKI BEEFから始まった一連のDISが本当見てて刺激的なので是非ぐぐってみて下さい。

[其の五]その後は吾郎の五曲
オムニバス
SPACE SHOWER MUSIC
2009-06-17



15.NO PAIN NO GAIN feat.D.O/SEEDA



『D.O』の社会風刺の曲本当に好きです。正直声やフローは癖強いけど聞いてる内にすげぇ引き込まれるんですよ。何というかS.OのDiggyと通じるものがあります。

やっぱりメッセージ性強い曲は聞いてて面白い!『SEEDA』の「何処かの雑居ビィィル!!!!」が個人的にパンチライン(笑)

曲自体ちょっと短いですが聞いて損はないです。


 

16.Fate/Anarchy


小名浜と同じく、ストーリー性抜群です。「晩飯は婆ちゃん生活保護」は名パンチラインです。

最近では『EXILE』関係の方と楽曲を出したり積極的にシーンを盛り上げていますね。

Fate
R-Rated Records
2011-08-31



17.サイン/般若



『はいしんだ』と『羅生門』も捨てがたかったですが、こちらを選びました。

般若は最近の曲も好きだしずっと聞いてます。

曲によってキャラが全然フローなので聞いててマジで飽きないです。



18.蜃気楼 第二章/童子-T


ちょっだけ言わせてください。本当セルアウトする前は本当に、本当に格好良かったよ兄さん…

そして、最近見ないけど何処行ったんだよ兄さん…

これは高校の頃はかなりヘビーローテションしてました。貧乏でがんじがらめだった青春時代に「努力」を教えて下さいました。

トラックとリリックの内容がまたグッとくるものがあります。
 

ちなみにセルアウトとは、売れ線に走る事です。

蜃気楼 第二章 (CCCD)
童子-T
ソニー・ミュージックレコーズ
2004-06-09



19.And I Love You So/AK-69

 
AKは『AK-69&B-NINJAH』の頃からファンで好きたまりませんでした!!

このアルバム出た頃、2ちゃんで売れ線走ったとか嫉妬民共が適当抜かしてましたが、本当にラップが格好いいです。HIPHOPはどうしても曲調が単調になりがちですが、kalassy nikoff名義でシンガーもされていたためメロディアスかつ、曲としての完成度は高いです。

正直『You don't care』か迷ったんですが、『KLASSY NICOF』名義なので外しました。

アングラで愛をテーマに歌ってる曲ってどうしてもセルアウトセルアウトいうヘイターが湧くんですよね…本当に意味不明。そう考えると今は大分シーンも丸くなった様に感じます。

THE CARTEL FROM STREETS
AK-69
ミュージックセキュリティーズ
2009-09-02



20.屍を越えて/GAGLE

 
『HUNGER』氏のラップ、『DABO』氏の『徒然草』聞いて「何だこの変なラップは!?wwwwww」

と思ったけどこの曲聞いて完全にやられました。

こうやって次世代に繋いでいくんだなぁって情景が浮かびます。

ちょっと切なくて寂しい気持ちなる曲ですが、JAZZY HIPHOPでは一番好きな曲です。


BIG BANG THEORY(DVD付)
GAGLE
日本コロムビア
2005-11-23




ヒップホップあるある、母ちゃんにはマジ感謝wwww


親に捨てれた所を養子として迎え入れてくれた母さんには心から感謝しております。

父が小学生の頃に他界してからは少ない遺族年金から学校のお金を捻出してくれたり、30になった今だからこそその大変さが分かります。

貧乏過ぎて臆病な性格だったためヒップホップ聞いてる癖に滅茶苦茶陰キャラでしたがヒップホップは愛してますよ。

好きなラッパーさんが亡くなられる度に凄く寂しくも感じますが、楽曲は永遠に自分の中で生き続けています。

昨今では音楽の多様化が進み、ますますHIPHOPに触れる機会が減ってきている様に感じます。

かくいう私も仕事や新しい挑戦で音楽を聞く機会は減っていますが、片時には最新曲をチェックしたり新しいアルバムが出ていないかチェックしています。

紹介された記事を読まれ、ヒップホップに興味が出た人、出なかった人でもヒップホップについて知っていただけたらなと思います。

ヒップホップは素晴らしい音楽カルチャーですよ。

最後までお付き合い頂きありがとうございました!

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