キメラアントって何?




~何と何とジャンプ50周年記念で期間限定で少しだけキメラアント編が視聴出来ます!~

ハンターハンターに登場する架空の生物で、摂食交配という特殊な生殖方法で種を残す蟻んこのことを言います。ちなみに摂食交配とは架空のもので「食べた生物の特徴を次世代に反映させる」という生殖方法になっています。

要は食べた生物の良いとこ取りした子供が誕生するって訳ですね…通常であればキメラアントは蟻より少し大きいサイズの生物ですが、主人公達が対峙するキメラアントは人間サイズとなっております。

知ってる方は知ってますが、知らない人もご察しするかと思いますが、この巨大な蟻が栄養の高い人間を次々と補食していくという少年漫画にしては少しばかりショッキングな内容になっています。

ちなみに、なぜこの様なサイズのキメラアントが現れたのかという話ですが、ゴンの父ちゃん曰く外側(暗黒大陸)から来た外来種ではないか?との事です。

本作では念能力という身体能力を著しく高める不思議な力があります。この力は一般的には知られておらず、一部のハンターや実力者しかその存在を知りません。 
体内の生命エネルギーを操るのですが、この力を使えば紙でアルミ缶を切ったり、バズーカで撃たれても体が粉々にならずに済みます。

元々、野性動物に比べて人間はとても非力で、知恵や武器を使わなければ勝つ事は出来ませんよね? 問題なのはこのキメラアントが人間と混合する事で、念能力に目覚めてしまうという事です。

キメラアントは固い体表と野生生物ならではの戦闘センスと身体能力を兼ね備えており、そこに念能力が加わることでとても驚異的な存在になってしまいました。

魅力的なキャラクター達が活躍する

キメラアント編の面白いところは登場キャラクターのそれぞれの目的だったり、心理的描写が頭一つ抜きん出ています。 

ハンターハンターはゴン=フリークスという少年が主人公の物語ですが、蟻編に至っては皆が主人公に思えてしまう程に個々のキャラクターが立っています。

個人的にはネテロ会長とメルエムの対決はジャンプ史上五本の指に入る名勝負だと思っています。 漫画もさながらアニメの作画がマジでやばいww跳躍感や緊張感といった全てが至高の一言です。 

漫画的にメルエムというキメラアントの王子(ラスボス)とゴンの対決が筋ですが、蟻編では主人公とラスボスが闘わないんですよ。 

ネタバレになりますが、主人公のゴンがキメラアントの討伐に向かう中、護衛軍と呼ばれるキメラアントの中でも上位種に当たる「ネフェルピトー」と対峙します。

王直属のピトーはキメラアントの中でもかなりの戦闘力を持っており、ゴンの師匠である「カイト」を軽傷で殺害する程の実力を持ってます。

ゴンとキルアはピトーからカイトを奪還するためにネテロ会長とその一行と再びキメラアント討伐に乗り出すという流れです。

ゴンの目的はあくまでカイトを助ける目的であって、ネテロ会長のように「人類にとって危険な存在を排除する」とまた違う目的なんですよね。

又、主人公サイドの描写だけでは無くキメラアント側の心理描写も鮮明に描かれており、闘いを通して成長していく様や、人間と混合した事で感情が仇となって敗北する場面をしばしば見受けられます。

ネテロ会長や同行したモラウ、ナックル、シュートのハンター達が人間の知恵や勇気、時にはちょっと卑怯臭い戦法で生々しく勝利を勝ち取ってく流れもどことなくリアルで面白い!

現実世界でも熊に素手で立ち向かう人はいませんが、ハンター達は罠を張ったり、頭を使って猛獣を仕留めますよね?

単純な戦闘力でねじ伏せるのがセオリーな少年漫画とひと味違ったキメラアント編はおっさんになった今だからこそ楽しめる作品だと思ってます。

面白いのはバトルだけじゃない!人間と蟻の枠を越えた絆

蟻の王と誕生したメルエムは貪欲に人を食らい手っ取り早く人肉を調達するためにNGLから独裁国家東ゴルトー共和国の総帥を殺害し、国全体を裏から牛耳っていきます。 

念能力者(レアもの)の人肉は味が濃く、キメラアントにとってご馳走らしく、選別という名目で次々と人々を肉団子に変えていきます。 

一見残虐非道に見えますがキメラアントにとって人類は食料であり、愛玩動物ですらありません。生物として考えたら何ら可笑しくない行動なんですよね…

そんな中、暇を持て余しているメルエムは碁盤ゲームのチャンピオンと対局し、悉く打ち負かしていきます。 そして「コムギ」という盲目の少女とハンターハンターの中で登場する架空の碁盤ゲームである「軍儀」で勝負をするのだが、全くといって勝ち筋が見えず「絶対的」であるが故に少しばかり焦燥感の様な感情を抱きます。

そんな彼女とやり取りを重ねる内に、いつの間にかメルエムにとって守るべき存在になりましたが、ネテロ会長との戦いで一回は生死をさ迷いますが復活するも毒に犯されてしまいます。

死期を悟った彼は最後にコムギに会うべく、ゴン達の仲間であるパームに会って土下座までしようとします。

暴力で支配する傍若無人な彼はそこにはもういなく、ただ大切な人に会いたいという愛に満ち溢れた存在になっていました。

…そして最後は…ネタバレになりますが毒に犯されたメルエムはコムギの膝の上で静かに生後数ヵ月の短い生涯を終えます。

そして、その毒は他者に感染するものなのでコムギもまたメルエムと一緒に命を落とします。

メルエムが蟻としてではなく、人間として生まれていなければなぁ…と何度思った事か…アニメ見て私はガチ泣きましたww二周目の時は一気に見たためか一周目よりきましたね…

ですが、メルエムが蟻の王として産まれたからこそ彼女に出会うべきして出会ったとも感じられるため、そういったもどかしくて切ない感情が折り重なって余計涙腺にくるんですよ。

ネテロ会長が「決して相容れない」と心で呟いているようにメルエムはあくまで人間にはなれません。

また違う形で彼女たちが何処かで生まれ変わって幸せになれればな良いなと心の中で思ってます。

主人公ゴン VS ネフェルピトー

会長とのバトルも見ものですが、カイトの仇であるネフェルピトー戦の覚醒シーンは漫画史の伝説になるでしょう。

突入作戦で巻き添えを喰らい重症を負ったコムギの傷を王の指示の元癒すべく、ピトーは念能力で彼女を治している中、ゴンと親友のキルアはその場所へと到着します。

ピトーと会話を交わすも「カイトにはあんなヒドイ事したのに!」と激昂します。さらには「次にゴタゴタ言ったらそいつを殺す」とまで… 

ここだけを見たら人間らしいのはピトーであり、かつて復讐のために行動していた友人のクラピカを止めたいと言っていた彼からは想像も付きません。

ゴンに限らず、私もそうですが自分の事になると冷静さが欠如するのは当たり前っちゃ当たり前ですよね。

自分が弱いからカイトが囚われたという気持ちと相まっての言動だと思います。

そして、ピトーはゴンとカイトが保護されているペイジンという場所へ向かいます。

所々割愛しますが、カイトを目の前にしたピトーはゴンに対して「魂の無い脱け殻」「失った命は治せなかった」と告げます。

そうしてゴンは全てが終わっても良いという誓約と制約の元、強制的に肉体をピトーを倒せるレベルまで成長させます。

ちなみに現時点ではゴンの戦闘力はピトーの足元にも及ばない程の力しかありませんでした。

ピトーが瞬殺出来るにも関わらず彼を殺さなかったのは人間と混合した事で、感情が邪魔したからでしょう。

皮肉にも人間の感情で抑制された結果、ピトーはゴンに完膚なきまでに打ちのめされてその命を終えます。

普通の少年漫画とは異質な覚醒とゴンの成長した姿のシュールさが少しだけ面白さを誘ってますが、だからこそ読者に強烈なインパクトを与えてるんですよね。

ピトーはただキメラアントととして本能のまま当たり前のように生きていただけという事もあり、両者の立場が分かるからこそメルエムとコムギの最後のように切なさが残りますね。

それを理解してなのかゴンが死後の念で蘇った傀儡のピトーに最後の一撃を加えるときに「お前も…もうおやすみ」と言った一言が印象深いです。

カイトと重ねたのか、自分が「これで終わる」と思ったらからの発言なのか悩むとこです。

死んでも尚、王のために動き続けるピトーの亡骸もそうですが、悲しくも優しげなゴンの眼差しが儚げに感じます…

強さ議論が今だに白熱している!ヒソカは護衛軍に勝てる?シルバや旅団は?

さー、未だに盛り上がってる強さ議論!私的にはヒソカ推しなんで知人とかには「ヒソカのが強いだろ!JK!」といつも食って掛かってます。

しかし、知人からは「ヒソカなんてピトーに勝てる訳ねぇだろ。」と吐き捨てられますww

私的にも正直な所、キルアや会長のセリフ、円の範囲等で判断すると勝てないと思います。

・キルア「今まで会った誰よりも薄気味悪いオーラだった。兄貴より、ヒソカより」
・カイト「何て事だ、化け物だ。信じられん。」
・ネテロ「あいつワシよりつよくねー?」
・メルエムの殺すつもりで放った一撃で軽傷
・円(アメーバ状だが)約2km。ゼノで約300m。
・ネテロの百式観音の一撃でノーダメ
・テレプシコーラとドクターブライスというチート念能力のダブル
・そもそも人間と蟻ではオーラ量の桁が違う(蟻のが全然高い)

これ等を考慮すると戦闘経験うんぬんより元のスペックが違いすぎて勝てる気がしないですよね。

一部のヒソカファンの間ではバンジーガムやドッキリテクスチャーより凄い念能力をヒソカは持ってる!とか意気込んでましたが、結局その二つのみで幻影旅団の団長であるクロロに…

ネタバレになるのでコミック見てネ(笑)

そして次はキルアのパパであるシルバ=ゾルディック。正直な所、彼はピトーや護衛軍に良い勝負を張れると思います。

師団長クラスのヂートゥというキメラアントを不意討ちとは言え、たった一撃で仕留めています。

といってもゼノが「後ろ、気をつけた方がええな」と忠告し、一瞬ヂートゥは警戒したのにも関わらず察知できませんでしたからね。

まぁ、暗殺が本職の彼らにとって音を殺すのは専売特許なんでしょうけど…

シルバに関しては念能力がまだ明かされていないので推測の範囲でしか話せないので、根拠がないんですよね。

師団長あっさりいけたからピトー等の護衛軍クラスにもそこそこ闘えるってのはまた話が別ですからね。

ですが、私としては護衛軍より強くいてもらいたいですwwそして、出来る事なら護衛軍の誰か一匹くらい殲滅してからハイサヨナラした方が良かったのでは?と思います。

仮にあんなヤバい生物と自分の息子が闘ってるんですからね…ですが、あの家族に普通の倫理観があると思えませんし、ビジネスはビジネスと割り切ってる台詞がゼノからも聞かれているのでそこら辺は家族と言えどシビアな関係なのかもしれませんね。

シルバが旅団と関わるなと言ってるが、ゼノは王を目の前にしても帰りがあんなケロンとしていたのでもしかしたらゼノとシルバのコンビなら良い線いけるんじゃないの?とも思ってます。

いや、王はさすがに無理か(笑)

最後は皆大好き幻影旅団の皆さんwwといっても、フェイタンや皆さん蟻と交戦してましたね。

フェイタンは蟻に一撃貰ったから旅団雑魚という意見とありますが、フェイタンの念能力はダメージを倍返しするようなカウンター型の念能力なんでそこは許容範囲内と思うんですよね。

強いて言うならボノレノフのジュピターのが強そうでしたけどwww 

ハンターハンターに関しては純粋な戦闘タイプの念能力者ってウヴォーギンくらいしか頭に浮かばないんだよなぁ…そんな彼も亡くなっているので議論の余地はもうないですけど…

団長に関しては護衛軍相手に善戦しそうですが、結局は頭脳戦でうまく相手をハメてやっつけるでしょうね。

何せ、王の「食べた相手の念能力を使える」とタダ食えば強くなれる能力に比べたら制約も多く、完全な下位互換ですからね。

やはり、野生生物は強いです(確信) 

あとがき

本当は他の登場キャラクターの心理描写も熱い!と語りたかったんですが、脱線しまくりそうなんで印象に残った事や、気になる所を重点的に書いてみました。

割愛した部分も多いため気になる方は是非、富樫先生のハンターハンターをご覧下さい!

つい最近連載を再開した事もあり、世間を賑わせてますね。 ただ個人的には王位継承編は文字ばっかで偏差値40のワイは面白味を感じてません…(白目)

取り敢えず私がキメラアント編を高く評価しているのは、ただパワーで敵を倒すのではなく、人間らしく知恵を絞って相手より力は下ながらもあくせくしてる姿が最高にかっちょ良いんでよね!

そして、決してメンバーが戦闘に特化された集団では無いってのもポイント高いです!

バトルマンガとかって中盤とか終盤って世界最強の敵とか出てインフレ待ったなしですが、ハンターハンターの世界には強い奴がまだまだ一杯いるといったミステリアスな部分が読者の妄想を捗らせてくれるんですよww

記事書いてて、またキメラアント編再走したくなったんで近々見直してきます(笑)

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